当社の社有車のアクア(NHP10)のハイブリッドバッテリーの交換を行いましたのでご紹介します。走行中にハイブリッドシステム警告灯(車の形にビックリマーク)とエンジンチェックランプが点灯し、EV走行をしなくなりました。診断機でエラーコードを確認したところ「P0A80 電池内部異常」を検出しています。

こちらのアクアは走行20万キロを超えており、いつハイブリッドバッテリー(駆動バッテリー)の寿命が来てもおかしくないタイミングでしたが、ついに交換時期となってしまったため交換を行います。ハイブリッドバッテリーは後部座席の下に収納されているので、まずはリアシートを取り外します。

シートを支えているフレームを外したら、サービスプラグを引き抜きます。サービスプラグを引き抜くことで電源系統の回路を遮断でき安全に整備できるようになります。電動車の高電圧系を触る際は必ずこのサービスプラグを外すことから始める必要があります。

ハイブリッドバッテリーに接続されている全ての配線および固定ボルトを外し、ハイブリッドバッテリーを取り出します。

続いて新たに用意したハイブリッドバッテリーを搭載します。今回、ハイブリッドバッテリーはリビルト品を使用しました。純正新品は約20万円しますが、リビルト品は半額以下で入手可能ですので、10万円以上費用を抑えることができます。
また、リアシートを外すと補機バッテリーも見える状態となるので点検を行います。

結果、要交換の状態であったため補機バッテリーも交換します。ハイブリッドバッテリー交換の際にはついでに交換が可能ですから、しばらく補機バッテリーを交換していない場合は同時交換をおすすめします。
ハイブリッドバッテリーおよび補機バッテリー交換後、診断機でエラーが出ないことを確認し、修理完了です。

ハイブリッドバッテリーはリビルト品を用いることで修理費を大幅に抑えることが可能です。高額な修理で困っているオーナー様は是非ご相談下さい。
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