スバル インプレッサスポーツ(GT7)のエアコンが効かなくなったとのことで修理のご依頼を頂きました。冷房の風を確認したところ全く冷えておらず、温かい空気が出てきています。
故障個所を特定するため、まずはエアコンの高圧ラインと低圧ラインにマニホールドゲージを接続してエアコン作動時の圧力を計測します。

マニホールドゲージ計測および各種電気的確認の結果、コンプレッサーが故障していることが分かりました。また、点検する中でコンデンサーから少量のガス漏れが確認されましたので、同時に交換することとなりました。コンプレッサーおよびコンデンサーは、純正品より大幅にコストが抑えられるリビルト品および社外品を採用することとしました。なお、コンプレッサーまたはコンデンサーの交換時にはガスを抜くことが必要ですので、両方を同時に交換した方が個別に交換するより費用が抑えられます。
それでは交換作業に入ります。コンデンサーを交換するためにフロントバンパーを取り外す必要があります。


エアコンガスを抜取った後、コンデンサーおよびコンプレッサーを交換し、再度エアコンガスを充填します。しっかり真空引きを行い、空気や水蒸気を十分除去してからガスを注入します。なお真空引きが完了した後は、漏れがないことを確認するため真空ポンプを止めて5分間保持します。コンデンサーを交換しましたので、全く漏れは無くなっていました。


ガス充填後、エアコンの効きを確認したところ、送風口からの空気温度は約5℃となっておりエアコンの機能が回復しました。

エアコンに関係する部品は純正品と、社外品またはリビルト品との価格差が大きく、これらを使うことで修理費用を大幅に抑制することが可能です。こちらのお客様はディーラーさんで修理費を見積ってもらったところ、非常に高額であったため当店にご相談頂いたと言う経緯がありまして、結果として20万円以上費用を抑えることができたと大変喜んで頂きました。当店では信頼できる社外品、リビルト品、中古品があり、それらを使用することのメリットが大きいと判断した場合は積極的にご提案しています。高額な修理費で困っている場合、お気軽にお問合せ下さい。この度はご利用誠にありがとうございました。
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