ルノー ルーテシアでチェックランプが点灯したとのこでご入庫頂きました。早速診断機でチェックランプを点灯させている原因を確認します。結果、アクセルペダルの踏み具合を検知しているアクセルペダルセンサーの故障が発生していました。アクセルペダルセンサーは一つの故障で走行不能とならないよう、メインとバックアップの2重系となっています。このうちの片方が断線しています。
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90年代くらいまでは、アクセルペダルはエンジンのスロットルバルブとワイヤーで繋がっていて、ペダル操作で機械的にスロットルを開閉していましたが、現代の車はアクセルペダルの踏み具合はセンサーで検出して、ECUが最適なスロットル開度を計算して、電気モーターがスロットルを開閉しています。ルーテシアももちろんこの形式で、アクセルペダルセンサーはアクセルペダルと一体になっています。従って、アクセルペダルごと交換します。
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アクセルペダルを交換することで、故障を検出することがなくなり修理完了です。
続いて、ブレーキのエア抜きを依頼頂きましたので、圧送によるフルード交換を行いました。当店では圧送式のフルード交換機を備えていますので、圧送以外の方法に比べて高いレベルでのエア抜きが可能です。
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また、ブレーキエア抜きの際にボンネット内を見ると、冷却水量がミニマムラインまで減ってしまっていました。点検したところ特にどこかから漏れているわけではありませんでしたので、冷却水を補充して様子を見ることとしました。また、オーナー様に相談したところ、しばらく冷却水の補充や交換をしていないとのことでしたので冷却水性能復活添加剤を添加しました。
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整備後にロードテストを実施し、チェックランプが点灯しないこと、ブレーキタッチが良くなったこと、冷却水の漏れがないことを確認しご納車しました。この度はご利用誠にありがとうございました。
株式会社東京オートラボ
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