メルセデスベンツ E250（W212）の車検でご入庫頂きました。まずはロードテストを行い、静止状態の点検では見つけられない異常や違和感がないかを確認します。その後工場で点検整備を行います。
まず、左のミラーウィンカーが作動できていません。原因がLED側の問題なのか、車体側の問題なのかを特定するためにミラーを分解します。
LEDの電源端子の電圧を測定すると、車両からは12V電圧が来ていることが分かりました。これによりLED側の問題と言うことが分かりましたので、新品を取り寄せます。
LED部分を新品に交換し、無事に点滅するようになりました。近年の車両のウィンカーやテールランプはLEDがほとんどです。LEDは元々長寿命のデバイスですが、自動車の場合は周辺回路の故障で点灯しなくなり、結果回路ごと交換が必要となり電球交換より高額な修理となってしまいます。LEDのキレの良い点灯・消灯はカッコいいですが、故障のしやすさと修理費用が高額になることは改善して欲しいですね。
続いて、メーターに「冷却水を点検して下さい」の表示が出ています。これは冷却水（LLC）の量が基準値を下回っている時に出る警告です。
ボンネットおよび下回りの点検を行いましたが冷却水の漏れはなく、今回は基準値まで冷却水を足し、今後も定期的にご入庫頂き走行距離と減り具合をウォッチして行くこととしました。また、冷却水性能復活の添加剤（WAKO’S クーラーントブースター）を添加しました。
また、オイルおよびオイルフィルターの交換、テスターによる診断、各部の調整、グリスアップ等の基本的な整備を行っていきます。
当店では車検および12か月点検時にはホイールの裏側洗浄も実施しています。洗車を行ってもなかなかホイールの裏側までは洗えませんので、点検時に清掃を行います。
最後に、メーターにメンテナンス期日超過のメッセージが出ていますので、テスターを用いてリセットしました。
当店では、車検整備、修理、タイヤ交換、カスタム、コーティングなど、幅広くご対応が可能です。また、他店での整備が高額すぎて困っている等のご相談もお気軽にお声掛け下さい。この度はご利用誠にありがとうございました。
株式会社東京オートラボ
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