ポルシェ911GT3(991)のエンジンチェックランプが点灯したとのことでご入庫頂きました。診断機でチェックランプの原因を確認したところ、触媒機能低下を検出していました。
お客様からはエンジンオイルを入れすぎて、それから警告が出るようになったとのことでした。早速オイル量を確認すると、確かに規定量よりも多く入っていました。ドライサンプのエンジンではエンジンオイルの量は通常のエンジンに比べてシビアに管理する必要があります。今回のエラーは、エンジンオイルが多すぎることにより排気にオイルが混ざり、O2センサーが通常とは異なる状態を検知したものと推測されます。
オイルを適切な量とする目的も含め、オイル交換を行います。991のGT3では、オイルドレンはエンジン本体とオイルタンクの2か所ありますので、両方からオイルを排出します。
オイルフィルターも交換します。フィルターは純正品を使用しました。
ポルシェの指定通りの量のオイルを入れ、その後車両のオイル計測機能でオイル量を確認し、規定範囲に入っていることを確認しました。
オイル交換後は、テスターによりオイルサービス表示(オイルメンテナンスインターバル)のリセットを行います。
オイル交換完了後、テスターで排気系センサーの計測値をモニタし異常がないことを確認しました。また、ロードテストを行いチェックランプが再度点灯しないことを確認しました。この度はご依頼を頂き誠にありがとうございました。
当店ではポルシェの整備実績が多数ございます(911、ボクスター、ケイマン、カイエン、マカン、パナメーラ等)。多くのポルシェオーナー様からご好評を頂いていますので、安心してお任せ下さい。
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