プジョー 308SW エアコン故障修理(コンプレッサー交換およびエアコンガス漏れ修理)

 プジョー 308SWのエアコンが全く冷えないとのことでご入庫頂きました。ガスが少なかったため充填したものの、やはり冷えないとのことで依頼を頂きました。まず、診断機のデータモニタにより温度センサや電気系統の異常が起きていないかを確認します。

 結果、診断機による確認では異常はありませんでした。続いて、エアコンガスが入っているか、及びコンプレッサーが動いているかを圧力計で確認します。

 圧力計の計測結果より、ガスはまだ入っているものの、コンプレッサーが動作していないことが分かりました。ですので、コンプレッサー自体が壊れているのか、車両からコンプレッサーへの作動信号が行っていないのかを切り分けます。コンプレッサーのコネクタにテスターを繋ぎ、車両からの電気が来ているかを調べます。

 その結果、車両からコンプレッサーへは電気信号が来ていました。これで、コンプレッサー本体が故障していることが確定しましたので、コンプレッサーを交換します。
 交換前にエアコンガスを回収し、真空保持テストを行います。その結果、ガス系統の密閉にも問題がありました。リークテスターで調べると、コンプレッサーの接続部からの漏れがあります。

 コンプレッサーを交換します。今回、コンプレッサーはリビルト品が見つかりましたので、お客様と相談してリビルト品を使用することとしました。信頼できるメーカーからリビルトまたは社外品が出ている場合、当店では積極的に使用するようにしています。

 コンプレッサーを取り外したところ、コンプレッサーとエアコンガス配管接続部のOリングが破れていました。ガス漏れの原因はこのOリングの破れでした。

 コンプレッサーおよびOリングを交換し、真空引きを行ったところ、漏れは全くなくなりました。エアコンガス(R-134a、HCF-134a)を充填して修理が完了しました。エアコン出口の風の温度は5.7℃と、十分冷えるようになりました。この度はご依頼誠にありがとうございました。

株式会社東京オートラボ
〒206-0025 東京都多摩市永山6-1-18 K・Yビル101
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