マツダ スクラム エンジンチェックランプ点灯 カムポジションセンサー故障(カム角センサー故障)およびオイルコントロールバルブ交換

 マツダスクラム(スズキエブリィOEM)のエンジンチェックランプが点灯したとのことでご入庫頂きました。アイドリングでは特に異常は感じられませんでしたが、アクセルをあおった際の回転上昇が少なくなっています。診断機でチェックランプを点灯させている原因を読み出したところ、カム角異常を拾っていました。カム角異常とは、カムシャフトの回転状態を車が認識できない、または本来あるべき回転の仕方ではない場合に出る異常ですが、エンジンの作動状況からカムシャフト自体は問題なく動いている様子です。そのため、カムポジションセンサーが異常である可能性が高いです。実際、カム角異常でチェックランプが点いた場合、ほとんどの場合はカムポジションセンサーの故障が原因です。

 この車種のような軽バンでは、エンジンは運転席および助手席のシートの下にあります。カム角センサーはエンジンに取り付いていますので、シートの下にあります。

 カム角センサーを取り外し、新品に交換します。またセンサーにスラッジが多くついており、エンジンオイルの状態が良くないことが分かります。

 この型のエンジン(R06Aエンジン)は多くの車種に採用されていますが、オイルが汚れている場合、オイルコントロールバルブが詰まってしまうことが良くあります。今回もオイルの状態からすると詰まっている可能性があるので点検したところ、やはり詰まりが発生していました。詰まりが進行するとエンジンの可変機構が機能できずエンジンがまともに動作しなくなりますので、こちらも交換をさせて頂きました。また、合わせてエンジンオイルおよびオイルフィルターの交換も実施しました。

 無事チェックランプは点灯しなくなり、エンジンは調子を取り戻しました。ご依頼ありがとうございました。

 当店では輸入車やスーパーカーだけではなく、軽自動車を含む国産車も多数ご入庫頂いています。皆様のご利用をお待ちしています。

株式会社東京オートラボ
〒206-0025 東京都多摩市永山6-1-18 K・Yビル101
Tel:042-316-9610

関連記事

TOP
access contact blog
PAGE TOP