アストンマーティン V8 Vantageのマニュアルトランスミッションのミッションオイル交換でご入庫頂きました。のシフトフィーリングが悪くなってきた（特に２速のギアの入りが気になる）とのことで、ミッションオイルを交換させて頂くことになりました。なおこの作業はオートマチックトランスミッションの場合でも同様の作業となります。早速ミッションオイルを抜いていきます。
走行距離は約3万kmで、ミッションオイルはかなり汚れており交換が必要なタイミングです。また、ドレンボルトはマグネットとなっていますが、結構な量の鉄粉が付着しています。
今回ミッションオイルは純正品を使用します。V8 Vantageではミッションオイルの選択が良くないと、ギアの入りが非常に悪くなりますので、ノウハウのあるショップでの交換をおすすめします。また、ギアの入りをより良くするためミッション添加剤（WAKO’S MAGIC5）を添加しました。こちらはミッション保護はもちろんですが、ギアの入りにも大変効果的ですので、ミッションオイル交換時には添加をお勧めしています。
ミッションオイル交換後のロードテストでギアの入りが良くなったことが確認できました。また、お客様からも「シフトフィールが劇的に改善した」とのお声を頂きました。
なお今回はMT車での作業でしたが、AT車の場合もミッションオイルの定期的な交換がお勧めです。V8 VantageのAT車は一般的なトルコンのオートマチックと異なり、ミッション本体はMTと同一でありそこに自動でクラッチおよび変速操作を行う機構が追加されたシステムであるためです。自動であるがためにミッションオイルの劣化に気付きにくいので、むしろATは定期的な交換が必要であるとも言えます。
アストンマーティンは整備方法やオイルのマッチング等で特殊な面があります。当店ではアストンマーティン整備の豊富な実績によりお客様のカーライフをサポートいたします。お困りごとがありましたら是非ご相談下さい。この度はご利用頂き誠にありがとうございました。
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