アストンマーティン ラピードS エンジンチェックランプ点灯修理(イグニッションコイルおよびスパークプラグ交換)

 アストンマーティン ラピードSで、エンジンチェックランプの点灯および警告メッセージ(ハイキシステム ハヤイジキニテンケンヒツヨウ、ソクドオトセ タダチニテンケンヒツヨウ)が表示されると共に、アイドリングでの振動があるとのことでご入庫頂きました。なおこの記事の内容は、DB9、DBS、Vanquishでも全く同じように当てはまります。

 診断機で確認したところ失火を検出しています。また、アイドリングで振動が発生しており実際に失火していることが分かります。

テスターによる診断

 症状および診断機のデータ、およびイグニッションコイルテスターでの診断から、イグニッションコイルが故障していると考えられますので交換します。アストンマーティンのイグニッションコイル交換は以下の特徴があります。
・コイルに到達するための作業量が多く、交換本数によって工賃が変わらない
・コイル交換に伴い交換が必要となるインテークマニホールドガスケットが高額
・コイルは1本故障した場合、次々に故障することが非常に多い
以上により、コイルが故障した場合は全数交換すること、同時にスパークプラグも全数交換することを強くお勧めしています。なおスパークプラグは純正品は非常に高額ですが、当店ではNGKの同品を使用しますので費用を抑えることが可能です。
 それでは作業に入ります。タワーバー、燃料レール、センサー、配管、インマニなどを外して行きます。

 ようやくコイルに辿り着くき、イグニッションコイルおよびスパークプラグを取り外します。スパークプラグは失火の影響で煤が多く黒くなっており要交換です。

取り外したスパークプラグ

 交換するイグニッションコイル、スパークプラグ、インマニガスケットです。

コイル、プラグ、インマニガスケット

 また、インマニが取り付くインテークポートのガスケット面をきれいに清掃します。これをしておかないとエア吸いの原因となります。

インテークポート

 イグニッションコイルおよびスパークプラグを全て交換した後、元通り復元しました。失火症状は改善し修理が完了しました(ただ、こちらの車両はこの後お返し後に燃料リーンの症状で再度チェックランプが点灯しました。そちらは別途記事をアップロード予定です)。
 アストンマーティンのV8およびV12エンジンでは、イグニッションコイルの故障によるチェックランプ点灯はお決まりの故障です。さらに、失火が発生している状態のまま乗っていると、燃えなかった燃料が触媒に入って触媒で燃えることで触媒を急激に劣化させると言う二次被害を引き起こします。そうなると触媒機能低下によるチェックランプも点灯して車検に通らなくなりますが、触媒は現在100万円程度もします。これは何としても避けたいので、チェックランプ点灯、アイドリング不安定があった場合は、すぐに修理することをお勧めいたします。現在は任意保険にほぼ必ず無料レッカーが付帯していますので、そちらの使用もご検討下さい。この度はご利用頂き誠にありがとうございました。

株式会社東京オートラボ
〒206-0025 東京都多摩市永山6-1-18 K・Yビル101
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