AMG C43（W205）のミッションオイル（ATF）、デフオイル、スパークプラグ交換をご用命頂きました。C43のミッションは9速ATで、これは他のW205のCクラス（C200やC220dなど）でも採用されています。今回はストレーナーも交換するため、ATFを排出した後にオイルパンを外します。
ストレーナー（フィルター）はオイルパンと一体になっています。フィルターはそれなりに汚れていますので交換して正解かと思います。オイルパンおよびストレーナーは社外品を使用して価格を抑えました。こちらの社外品は実績が多数あり、信頼のおける製品です。
下の写真は交換前後のATFです。こちらの車両は走行約4万kmですが、ATFはこの通り黒く汚れています。ATFを交換しないオーナー様もいらっしゃいますが、定期的に交換することをおすすめします。
オイルパンは規定値通りのトルクで締め付けた後オイルを入れます。ベンツの9速ATのATFの充填には専用の工具（SST）が必要ですので、それを使用して充填します。また、オイル量の調整は診断機を用いて行う必要があります。
続いてスパークプラグを交換します。C43はV6エンジンですので、左右に3本ずつのスパークプラグがあります。交換のために必要なカバーやパイプ等を外して行きます。
取り外したスパークプラグと新品のスパークプラグの比較が下の写真です。プラグは劣化しており電極も摩耗しています。なお、スパークプラグも費用を抑えられる社外品を使用します。
続いてリアデフオイルも交換します。デフオイルもATF同様に汚れており、鉄粉も入っている様子が見えます。デフオイルもミッションオイル交換、定期的な交換をおすすめします。
作業後にロードテストを行い、変速がスムーズになったことが確認できました。お客様からも変速が非常にスムーズになったとのお声を頂きました。
ミッションオイルやデフオイルはエンジンオイルに比べて交換がおろそかになりがちな方も多いかと思いますが、定期的な交換をおすすめいたします。この度はご依頼誠にありがとうございました。
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