メルセデスベンツ C180(W205型)で、エアコンをつけるとガソリンのような臭いがするとのことでご入庫頂きました。エアコンをつけると異臭が出てくる場合、エンジンルームに異臭の原因があり、それがエンジンルーム付近にあるエアコン空気取り入れ口から車内に取り込まれていることが多いです。
さっそくエンジンルームの点検を行います。また、車両をリフトアップして車両下側からもガソリンの漏れがないか点検して行きます。そうすると、ミッションにガソリンの漏れ跡があります。

この漏れ跡の上からガソリンが落ちてきていると考えられますので、再度エンジンルームを点検します。漏れ跡を手掛かりに探して行きますと、カバーの中に格納されている高圧燃料ポンプからガソリンが漏れていました。

漏れはポンプに接続しているガソリンホースの接続部から漏れています。従って当該ホースを新品に交換します。

ガソリンホースを交換してエンジンの試運転を行って、ガソリンの漏れが止まったことを確認しました。
続いて、ガソリン漏れの点検中にオイルフィラーキャップからのオイル漏れが見られましたので、こちらも交換させて頂きました。また、お客様のご依頼でオイル交換も実施させて頂きました。


今回はガソリンの漏れが微量の段階でオーナー様が気付いてご入庫頂いたため、大事には至りませんでした。ガソリンの臭いがしてくる場合には、なるべく早くご相談頂くことをおすすめします。この度は修理のご依頼を頂き誠にありがとうございました。
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