フェラーリ カリフォルニアT オイル交換およびブレーキ鳴き止め処置

 フェラーリ カリフォルニアTのオイル交換およびブレーキ鳴き止めのご依頼を頂きました。カリフォルニアのオイル交換はアンダーカバーを取り外さなくても一応可能ですが、トルクレンチが入らないことと、下回りの目視点検もしたいため当店ではアンダーカバーを取り外して作業します。

オイル交換

 オイルフィルターは車両前側から見てエンジン奥の真ん中にあり、体を乗り出して外す必要があります。

 オイルフィルターエレメントは純正品を使用しました。フェラーリのオイル交換では気を付けなければならない点があります。それはドレンボルトの締め付けトルクが普通の車とは異なることです。フェラーリ以外の多くの車では25~35N・mの範囲ですが、カリフォルニアの場合60N・mですので規定通りのトルクで締め付けます。

ドレンボルト締め付け

 続いてブレーキ鳴きがひどいとのことで鳴き止め処置を行います。まず、ローターに当たる角の面取りを行います。なるべく角で接触しないよう、なだらかに形を整えます。

ブレーキパッド面取り

 また、ブレーキパッド表面に塗布するタイプの鳴き止め剤を塗布します。こちらはパッドを外さないと使用できませんが大きな効果が得られます。その他、パッドとキャリパーが当たる箇所にはパッドグリスを塗布します。

ブレーキパッド鳴き止め剤

 これらの処置によりブレーキ鳴きは大幅に軽減されました。ただし、こちらの車両はカーボンローターを採用しているのですが、カーボンローターのブレーキは必ずと言って良いほど鳴きが発生します。鳴き止め処置により軽減はされますが、完全には消せない場合があることをご了承頂ければと思います。
 この度はご依頼誠にありがとうございました。当店ではスーパーカーも多数入庫を頂いています。是非ご利用下さい。

株式会社東京オートラボ
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