BMW 218d アクティブツアラー(F45型) SOSコール異常修理および12か月点検整備

 BMW 218d アクティブツアラー(F45型)のSOSコール異常の警告が出たとのことでご入庫頂きました。念のため診断機でもSOSコールシステムに故障があることを確認しました。

 SOSコールシステムと言うのは、トラブル時にBMWに通報することができるシステムです。SOSコールは車のメインバッテリーがダメになった場合にも機能するよう、独立したリチウムイオン電池で動作するシステムなのですが、そのリチウムイオン電池が寿命となった場合にこの警告が出てしまいます。なおこの警告は、2シリーズを始め様々なF型のBMWで発生します。
 SOSコールシステム異常については、携帯電話があるのでシステム自体が不要と考えて放置することも選択肢です。この修理を行う理由としては、この表示が気持ち悪いからと言うことが多いかと思います。
 それではリチウムイオン電池を交換します。電池は車体後方のルーフライニングの裏側に下の写真のユニットがあり、その中にリチウムイオン電池が入っています。 

 こちらが新旧のリチウムイオン電池です。電池を交換し、診断機でエラーを消去し、SOSコール異常は無事に解消しました。

 続いて、実際には上記の修理と順番が前後しているのですが、法定12か月点検整備を依頼頂きました。車両の状態を確認するためにまずロードテストを行い、その後工場で車両をリフトアップし点検を進めて行きます。
 エアクリーナーはやや汚れていましたが、エアブロー清掃でまだ使用できると判断し清掃しました。ただ、次回車検時には交換が必要となる見込みであることをオーナー様にお伝えしました。また、リアのブレーキパッドも残量が減っていましたので、近いうちの交換をお勧めさせて頂きました。

 続いてオイル交換を行いました。廃オイルは墨汁のように真っ黒ですが、これはディーゼルエンジンの場合は普通です。

 また、オイルにはフリクション低減添加剤(WAKO’S スーパーフォアビークル)を添加しました。こちらはエンジンフリクションを低減することで滑らかなエンジンフィールが得られると共に、エンジンの寿命向上も期待できます。また、ガソリンラインには洗浄剤(WAKO’S Fuel-1およびFuel-2)を添加いたしました。こちらはガソリンラインのカーボンやスラッジを落とすことでエンジンの調子を取り戻し、また燃費の向上効果もあり大変好評を頂いています。

 その他、12か月点検整備として各部点検、調整、給油を行っていきます。また、当店は12か月点検では基本サービスとして、塗装キャリパーの清掃、およびホイール裏側洗浄を行います。これらはタイヤを外した際にしか清掃できませんので、この機会にキレイにします。

 また、診断機を用いてECUの故障情報確認、およびメンテナンスイターバルのリセットを行いました。

 この度はご依頼誠にありがとうございました。点検、修理はもちろん、お車に関することであれば何でもお気軽に当店にご相談下さい。

株式会社東京オートラボ
〒206-0025 東京都多摩市永山6-1-18 K・Yビル101
Tel:042-316-9610

関連記事

TOP
access contact blog
PAGE TOP