こんにちは、東京オートラボです。この度ブログを始めることとなりました。整備ブログと書いてはありますが、整備の記録以外にも、販売車両やイベント等についても発信していく予定です。不定期の更新となりますがご覧いただければ幸いです。よろしくお願い致します。
車検整備でアストンマーティン ラピードSのご入庫を頂きました。まずは整備前のロードテストにて走行に関する不具合がないかをチェックします。その後、24か月点検、基本調整、各部グリスアップ等の整備を実施して行きます。
フロントブレーキパッドが残量3.5mmと消耗していたため交換させて頂きました。ラピードSのブレンボ製キャリパーはR35 GT-Rと同じタイプのもので、サーキット走行にも十分対応可能な性能を持ちつつも整備性に優れ、キャリパーを取り外すことなくパッド交換が可能です。これは無用なリスクを減らすことにも繋がります
ブレーキパッド交換の際には、ブレーキ鳴きを最小とするため通常のパッドグリスの使用に加えてパッドの面取りおよびパッド面に塗布するタイプの鳴き止め剤の塗布を行います。
塗装タイプのブレーキキャリパーは清掃することで美しさを取り戻すことができます。当店では12か月点検および車検整備におきまして、キャリパー清掃が基本整備に含まれております。
また、エアコン性能の低下が見られましたので、エアコンガスのサイクルメンテナンスを実施させて頂きました。エアコンガスの顕著な漏れはなかったのですが、規定量に対して約2割程減少していました。
続いて、エンジンフラッシングおよびオイル交換、タイヤ交換などの整備を実施致しました。オイルフィルターは純正品を使用します。また、ドレンボルトはガスケット一体となっているため、ボルトごと交換を行います。オイル交換と同時にフリクション低減添加剤（ワコーズ スーパーフォアビークルシナジー）も添加させて頂き、滑らかなエンジンフィーリングが得られました。
エアクリーナーおよびエアコンフィルターはまだ使用可能と判断しましたので、エアブローによる清掃を実施しました。その他ブレーキフルード圧送交換など一通りの整備および車検の更新、診断機によるメンテナンスインターバルリセット（ﾃｲｷ ﾃﾝｹﾝﾉｼﾞｷ 表示のリセット）、ロードテストによる最終確認を行い納車させて頂きました。この度はご依頼誠にありがとうございました。
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