アストンマーティン V8ヴァンテージ バッテリー交換、オイル交換、車検整備

 アストンマーティン V8ヴァンテージの車検でご入庫頂きました。今回はその中でも、V8ヴァンテージが他車種と比べてやや特殊であるバッテリーおよびオイル交換をご紹介いたします。まずバッテリー交換ですが、この年代のアストンマーティンのバッテリーは基本的に右リアシート下(2シーターの場合は右シート後ろ)にあります。アストンマーティンのどの車種でもバッテリー交換は比較的が手間がかかるのですが、V8ヴァンテージは特に大変です。また、同じ車種でもどこまで車内をバラす必要があるかに差があります。各種メモリーが消えないよう、バッテリー交換の際には別電源によって通電状態を確保します。

 続いてオイル交換を行いました。V8ヴァンテージはドライサンプと言うこともあり、4箇所もドレンがあり、十分に古いオイルを排出するために4箇所全てのドレンを外します。

 また、ドレンボルトは4本中3本がガスケット一体型の専用品となっており、こちらも交換いたします。オイルフィルターは純正品を使用しています。

 V8ヴァンテージは10W-60と言う珍しい粘度のオイルを使用します。当店ではその性能が世界に認められており、また私もこれまでの経験から信頼しているMOTULを使用していますが、お客様のお好みに応じて違う銘柄やメーカーのものを使用することも可能です。また、エンジンのフリクションを低減する添加剤をお勧めさせて頂いており、今回の車両にも添加いたしました。滑らかなエンジンフィールが得られることで好評を頂いており、エンジン寿命向上の効果もあります。

 オイルを入れた後にはオイル量の調整を行いますが、ドライサンプであるためオイル量確認の方法も独特で、特定の回転数で特定の時間エンジンを回し、エンジンを止めて決められた秒数後に測定を行います。その他、車検整備として各部点検・調整、エアコンフィルター交換等およびロードテストを行いました。また、診断機によるサービスインターバル(テイキ テンケンノジキ 表示)のリセットを行いました。こちらの車両は外装だけでなく下回りも大変良い状態を保っており、問題となる箇所はありませんでした。

 これからも良い状態を維持できるよう、万全の体制でサポートさせて頂きます。この度はご依頼頂き誠にありがとうございました。

株式会社東京オートラボ
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