ベンツ Cクラス C180(W203型) バッテリー警告(チャージランプ)点灯、ヘッドライトが消えない、ミラーが格納できない、暗電流が大きい故障修理 オルタネーター交換、SAMコントロールユニット交換

 メルセデスベンツCクラス C180(W203型)の修理でのご入庫を頂きました。メーターにバッテリーマークの警告(チャージランプ)が出て、バッテリーが上がってしまったとのことで、レッカー搬入となりました。早速オルタネーターのB端子から出力を確認すると発電ができていませんでした。

 オルタネーターが故障していますのでオルタネーターを交換します。オルタネーターは故障の多い部品ですが、純正品は高額です。一方、オルタネーターは多くの車種でリビルト品または社外品が存在しますので、それらが入手可能な場合は積極的にご提案をしています。なお当店では信頼できる部品商から購入しますので、品質や保証面での心配もありません。今回のW203型Cクラスの場合、社外品新品が純正新品の半額以下で入手可能でしたのでそちらを使用しました。

 オルタネーターを交換し、チャージランプ(バッテリーランプ)が点灯しなくなること、および無事に発電されていることが確認できました。
 続いて、ヘッドライトが消えない、電動ミラーが格納できない、ポジションランプが片方は消えないが片方は点かないと言う症状があるとのことで、こちらも原因を探します。配線図を見ながらスイッチ、リレーなど怪しい箇所の洗い出しと点検を進めて行きます。また、点検する中で暗電流が400mA以上と非常に大きいことも判明しました(通常は50mA程度です)。

 故障探求の結果、SAMコントロールユニットと言うユニットが誤作動していることが分かりました。こちらはエンジンルームにあるヒューズボックスとコンピュータが一体となっているユニットで新品は約9万円と高価なのですが、特別故障率が高い部品と言うわけではないので、お客様と相談し中古品を探すこととしました。付き合いのある中古部品業者さんに探してもらったところ、新品の半額以下で入手可能でしたので取り寄せました。こちらが問題のユニットです。

 ボンネットの奥まった所にあることと、裏側に大量のハーネスが取り付いているため交換はそれなりに手間が掛かります。交換後には診断機を接続して操作した後、故障個所が改善しているかを確認しました。結果、ランプ類およびミラーが動作するようになり、また暗電流も通常値まで戻り、無事に修理が完了しました。

 今回の修理では、純正新品部品を使用した場合に比べると10万円以上安く修理することができました。当店では、なるべく修理代を安くしたい、次の車検まで持つようにしてくれれば良い、或いは安心のために純正品にしたいなど、お客様一人一人のご希望に沿った整備をご提案させて頂いています。是非ご相談下さい。この度はご利用誠にありがとうございました。

株式会社東京オートラボ
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