ベンツ CLA180(C117型)オーバーヒート(冷却水漏れ)修理およびブレーキパッド交換

 メルセデス・ベンツ CLA 180でオーバーヒート警告が出たとのことでご入庫頂きました。早速冷却水のリザーブタンクを確認すると、全く入っていません。水を補充したところ、エンジンからジャージャーに漏れてきますので、漏れ箇所を特定して修理します。
 ボンネットや車体下から漏れ箇所を確認しますが、インタークマニホールドの下から漏れているようですが、インテークマニホールドが邪魔になって漏れ箇所が見えず、正確に特定できません。

 Aクラス、Bクラス、CLA等はエンジンの後ろ側にインテークマニホールドが付いているのですが、その下にサーモスタットや冷却水配管があり、そこからの冷却水漏れは定番です。少し大掛かりとなりますがインテークマニホールドを外して漏れ箇所を特定します。写真では分かりにくいですが、下の写真がインテークマニホールドを外したところで、サーモスタットからの漏れが確認できました。

 サーモスタットを取り外したところ、本体に穴が開いてしまっており、そこから冷却水が漏れていました。

 サーモスタットからの漏れと特定できましたので、新品に交換します。なお、ベンツのサーモスタットは多くの車種で社外品が販売されており、同じ性能で価格は安く入手することができます。当店では、よりコストパフォーマンスの良い社外品がある場合は積極的にご提案させて頂いています。

 真空引きにより冷却水を充填し、その後正常にサーモスタットが作動することを確認しました(下の写真は、サーモスタット後の冷却水配管に冷却水が通っていることを確認したサーモグラフィ画像です)。

 続いて、ブレーキパッドが使用限界でしたので交換しました。今回、低ダストのブレーキパッドを使用しました。CLAのリアブレーキは電動パーキングブレーキですので、診断機を使用してブレーキ交換モードにした後にパッド交換作業を行います。

 ブレーキパッドはかなり摩耗が進んでいました。

 ブレーキ鳴きを防止するため、面取りおよびパッド面への鳴き止め剤の塗布を行います。当店ではブレーキパッド交換時には鳴き止め処置を基本サービスとして行っています。

 パッドと同時に、パッドセンサーも交換して作業完了です。この度はご依頼誠にありがとうございました。今後もしっかりとサポートさせて頂きますのでよろしくお願いいたします。

株式会社東京オートラボ
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