BMW M3(F80)ミッションオイル(DCTフルード)、デフオイル交換

 BMW M3(F80)のミッションオイル(=DCTフルード、DCTオイル、ATF)、およびデフオイルの交換でご入庫を頂きました。M3は湿式のデュアルクラッチトランスミッションを搭載しており、このDCTフルードを交換します。まずはドレンプラグからオイルを排出します。

 せっかくの機会ですから、オイルフィルターも交換します。オイルフィルターはオイルパンの内側と、外側の2か所あります。オイルパンを外し、内部を清掃してフィルターを交換します。

 ミッションオイルは構造上、エンジンオイルほどは汚れませんが、それでもフィルターはかなり汚れていました。

 オイルパンには鉄粉除去のためのマグネットがついており、かなりの鉄粉が付着していました。また、オイルパンはガスケット一体となっていますので新品交換することが必要です。

 DCTフルードとして、MOTULのMULTI DCTFを使用しました。交換前後のオイルが下の写真です。DCTフルードは交換不要とされる場合もありますが、間違いなく劣化していますし、実際に交換することで乗り味が改善されます。

 新しいオイルを充填し、診断機を用いてオイル量の調整を行い、最後にこの機会にクラッチ学習も行い作業完了です。

 続いてデフオイルの交換を行います。まずはデフオイルをドレンから排出します。

 デフオイルはかなり汚れており、鉄粉もたくさん入っていました。こちらもミッションオイルと同様、定期的に交換することをお勧めします。

 お客様より、オイル交換によりシフトショックが減り、変速もスムーズになったと喜びの声を頂きました。ミッションオイルおよびデフオイルは全く交換しないオーナー様も多いですが、故障の予防および走行フィーリング向上のため、定期的な交換をお勧めいたします。この度はご利用誠にありがとうございました。

株式会社東京オートラボ
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