BMW 2シリーズ 車両動き出し注意 警告修理

 BMW 218d(F46 グランツアラー)で、エンジン停止時に「動き出し注意」の警告が出てしまうとのことで修理を依頼頂きました。この現象はF型のBMWおよびMINIでは定番の故障で、2シリーズ(F45、F46)の他、X1(F48)、F54 MINI等で頻繁に発生します。

車両動き出し注意

 警告が示しているのは「シフトがパーキングに入っていないのに車を降りようとしていますよ」と言うことなのですが、パーキングに入れているのにこの警告が出てしまうのが今回の故障です。ギアはパーキングに入っていますので車が動き出すことはありませんが、車検の際に問題となります。
 それでは修理に入って行きます。診断機で故障コードを読み出すと、420106を検出しています。

診断機によるエラー確認

 こちらの事象は、ギアセレクター(シフトユニット)の内部のバネが曲がることで発生しますので、ギアセレクターを取り出した後、分解してバネを交換して行きます。なお正規の修理手順はギアセレクター本体の交換であるため、ディーラーさんでは修理代は15~20万円程度になりますが、バネだけの交換の場合は10万円以上費用を抑えることが可能です。ギアセレクターを取り出すため、センターコンソール周辺をバラします。

センターコンソール分解

  センターコンソールを分解し、無事にギアセレクターを取り出すことができました。

ギアセレクター(シフトユニット)

 ギアセレクターを分解していくと、次の写真の部品があり、そこにバネが組み込まれています。

バネの組み付いている部品

 ようやく問題のバネに辿り着きました。バネが曲がってしまっており、これによりスイッチ部品が正常な位置に保持できなくなり、パーキングに入っていないと誤認してしまいます。写真では分かりにくいですが、バネは非常に細い金属でできており、繰り返し力が加わって曲がってしまいます。完全に設計の問題だと思います。

曲がってしまったバネと新品バネ

 バネを交換し、シフトユニットおよびセンターコンソールを復元しました。パーキングに入れ、エンジンを切っても、車両動き出し注意の警告が出なくなり修理が完了しました。
 今回の事象はF型のBMWおよびMINIで頻繁に発生します。正規の修理手順では非常に高額な修理となってしまいますが、当店では問題の部品だけを交換することでディーラーさんで修理する場合に比較して10万円程度費用を抑えることが可能です。もし発生した場合は是非当店にご相談下さい。この度はご依頼頂き誠にありがとうございました。

株式会社東京オートラボ
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