BMW 220iカブリオレの12か月点検でのご入庫を頂きました。まずはロードテストで異常がないかを確認します。続いてエンジンルーム、足回り、下回り等を点検して行きます。なおこの車種に限らず、オープンカーをリフトアップする際には、幌を開けた状態（正確にはフロントガラス上側との接続を切った状態）とする必要があります。車体はわずかに湾曲するため、幌を閉じたままだと幌の機構に負担が掛かってしまいます。
ブレーキパッド残量のを点検したところリア側の摩耗が進んでおり、交換が必要な状態となっていました。お客様にご相談し、低ダストタイプのブレーキパッドを使用することとしました。
当店ではブレーキパッド交換時、ブレーキ鳴きが発生しないよう、面取り、パッドのローター接触面への鳴き止めスプレー塗布、キャリパーとの接触箇所へのパッドグリス塗布を基本サービスとして行います。
パッドを組付け、キャリパーの清掃を行いパッドの交換が完了しました。なお、12か月点検および車検整備では、パッド交換を行わない場合でもキャリパー清掃は基本メニューに含まれています。また、こちらの車両ではブレーキペダルの遊びが大きく効きに違和感があるとのことで、遊びの調整をさせて頂きました。
続いてオイル交換を行います。このモデルでは、ドレンボルト（ドレンプラグ）がOリング付きの樹脂プラグであるため、再使用せずに交換します。オイルフィルターおよびフィルター交換に伴うOリングも新品に交換します。
整備を終え、ロードテストによる最終チェックを行い納車させて頂きました。この度はご利用頂き誠にありがとうございました。
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